アロマテラピーの仕組み、鼻からの吸引と皮膚からの吸収
天然アロマオイルの精油（エッセンシャルオイル）は、どうしてアロマテラピーとして、心と体の両面に影響を及ぼす画期的な療法として確立されているのでしょうか？
精油が放つ香りの中に、そんな凄い力が秘められているのか？一体どういう仕組みで人間の心と体に影響を及ぼすのか？
精油が持っているさまざまな有効成分、例えば、自然治癒力を高めてくれたり、ストレスや疲労などを軽減してくれたり、はたまた交感神経や副交感神経のリズムなどを調節してくれたりする成分は、アロマの香りを体に取り入れてはじめてその効果を発揮します。
天然アロマの有効成分を体の中に取り入れるには、主に二つの方法があります。
アロマの香りを鼻から吸引
鼻からの吸引は、別のページでもご紹介しているアロマバスや芳香浴でもおなじみの方法です。
香りの分子を鼻から吸収することによって、アロマの香りは鼻の粘膜を通って脳に到達し、脳のさまざまな部分に刺激を与えます。そしてその結果期待できる効果に次のようなものがあります。
（刺激を受ける脳の部分）・・・（期待される効果）
- 視床・・・充足感
- 視床下部・・・精神の安定、うつの改善
- 下垂体・・・性的障害の改善
- 海馬状隆起/小脳扁桃・・・疲労感からの解放、集中力の向上
- 縫綿核・・・精神的緊張の緩和、安眠
- 脳青班・・・抵抗力が付く
アロマの成分を皮膚から吸収
使用する用途に合わせて、薄めた精油をマッサージや湿布などによって皮膚の表面から体内へ吸収させる方法です。
皮膚からの吸収に関しては、マッサージを併用した方法は、アロママッサージといって、大変効果のある代替医療にもなっています。
アロマのマッサージは、背中からはじまって、腰・臀部、脚部、足の甲・足の指・足の裏、腹部、胸部、肩、腕、手のひら、首、顔、とほぼ全身を網羅します。
また、シェイプアップマッサージは、顔や足、ウエストのむくみや脂肪を軽減する効果が期待できます。